このみ薬局
80歳。その日まで!
先日17時を過ぎたころ、ランニングに行っていた母が足を引きずりながら帰宅してきました。
ジャンプをしたら足をとられて転んでしまったそうです。
かなりのダメージ。しばらく動けずに転がっていたそうです。
車にもひかれそうになったと涙目で必死に事のてんまつをはなししている顔は悲壮感さえただよっていました。私は笑いをこらえながら話を聞きました。
母は一言。
「もう、お風呂に入って寝るから、あとはよろしくね・・・・・」18時にです。よっぽどだったのです。
打撲漢方を飲みながら、なんとか次の日仕事はしていましたが、痛そうに足をひきづっていました。
そこで思い出したのが、母の還暦同窓会での話です。
久々に会う同級生は、お互いの紹介でみなさん和気あいあい盛り上がっていたそうですが、その中の一人の方が、興奮と高揚で沢山お話をしていたそうです。すると、入れ歯がガクン!!と外れてしまったそうです。
まさか、あの時の、あの彼が入れ歯になっていたとは、母は驚いたそうです。外れてしまったご本人は特に気にする様子もなく、いつものことだと言い放ったそうです。
私もその話を聞き、驚きました。母と同級生。80歳ならわかる。母と同じ年の方が、入れ歯が外れるのが日常なのか・・・っと。
今回母がだいぶ転び、ダメージを受けていたことに私は笑ってしまっていましたが、入れ歯の彼と同じように母も年を重ね、ジャンプをすると転ぶ年になってきたのですね。
家族や、身近の方だと老いを忘れがちですが、人は確実に老いていくものなのですね。
人は、一人で生まれ、一人で死んでいくのだ。
どこかにそんな言葉が書いてありましたが、そうなのでしょう。
老いをいかに楽しみ、見つけ生きていきたいものです。
「ぴんぴんころり!!!」
いい言葉です。
一人で生まれ、一人で死ぬ。そうならば、ぴんぴんころりを目指して、充実した人生を歩みたいものです。
みなさんはどうですか?