このみ薬局
チャイニーズレストランシンドローム
1960年代、アメリカで名づけられてこの病気。頭痛や動悸、発汗、顔面紅潮など様々な症状が出てきます。中華料理店で食事したアメリカ人がこのような不快な症状を一斉に訴えた。何が原因なのか調べたところ、なんと、「グルタミン酸ナトリウム」だったということです。
このグルタミン酸ナトリウム。みなさん聞いたことがあるのではないでしょうか?
化学調味料に含まれていたり、昆布のうま味成分など色々なものに含まれています。
味の素なんかは有名です。
また、食品の裏表示を見ると、「アミノ酸等」と記載されているのを見たことがある方もいるのではないでしょうか?
チャイニーズレストランシンドロームもあったこともあり、一時はグルタミン酸ナトリウムは危険だ。と騒がれていましたが、今の忙しい日本では、様々な食品。いや、インスタント食品、外食、冷凍食品、だしの元、お鍋の汁、などなど便利なものにはほとんど添加物として入っているのではないでしょうか。ポカリスエットにさえ、アミノ酸記載があるではないですか。
なぜ。こんなにも、グルタミン酸ナトリウムが使われているのか。
「美味しいから」であります。
脳が美味しいと錯覚するのです。この錯覚が恐ろしい。味覚を、狂わせ、しまいには、頭痛や動悸など人体にとって不快な症状さえも発生させるのです。
東南アジアの野犬狩りには味の素を使用するそうです。野犬が味の素を食べるとフラフラになるそうです。そうして野犬を捕獲するのですね。
この事実を知ったのは、私がいつも漢方を教えていただいている先生方に教えていただきましたが、野犬に使用するほどだったのかと驚愕した覚えがあります。
恐ろしくもなりましたが、非常に納得もしました。
子供が小さい時から食べているかと思うとぞっとすらします。
この機会に、天然だしをとってみませんか?うま味が凝縮されて、とーっても美味しいです。だしを濃くとれば、お醤油や塩など塩分に頼らなくもなります。地球の恵みを上手に取っていきたいですね!
話はコロッと変わりますが、私は先日、八丈島に行ってきました。
一泊でしたがお天気にも恵まれ、素晴らしい時間を過ごすことができました。八丈島は独特の文化のある島です。何といっても、人々が素晴らしく、人間とは、日本人とは、助け助けられ生きていくものなのだなとしみじみ感じ、人として自分はどうなんだと学べる島です。
海はどこまでも青くて、空気がすーーーっ美しく。お魚は新鮮で。たこうな。やっぱり好きだなと思いました。美味しいものも山ほどあって。
そんな休日を過ごすことができて、今週もパワー全開です。
明日は祝日ですね。皆様はいかがお過ごしになりますか?私は今晩、熱燗でいっぱい。ゆっくり。ゆっくり。子供たちと海の話をしようかなと思います。